掲載日:2025年6月2日
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熱中症に気をつけましょう!!
今年も暑い季節になりました。
熱中症は命に関わる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。また、応急処置を知っていれば救命できます。
予防方法・応急処置を確認して、今年の夏を楽しく健康に過ごしましょう。
- 厚生労働省「熱中症予防のために」(外部サイトへリンク)
厚生労働省が作成した熱中症予防を呼びかけるリーフレットです。熱中症の予防方法について詳しくまとめられています。 - 国立環境研究所熱中症予防情報(外部サイトへリンク)
国立環境研究所の「熱中症予防情報」のサイトでは、全国各地での熱中症に関するデータや情報を提供しています。 - 環境省熱中症予防情報サイト(外部サイトへリンク)
環境省熱中症予防情報サイトでは、熱中症警戒アラート、熱中症特別警戒アラート、暑さ指数(WBGT)予測値などの情報や、熱中症の予防法などの情報を提供しています。
熱中症とは
高温多湿な環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温を調節する機能がうまく働かないことにより、体の中に熱がこもり起こる病気です。
熱中症を引き起こす条件
熱中症は、環境・からだ・行動の条件が相重なっておきます。
高温多湿で風通しが悪いときに起きやすいのはもちろん、気温がそれほど高くない日でも、アスファルトやコンクリートの照り返しで温度が急に高くなる場所では注意が必要です。アスファルトでは、芝生に比べて気温が4度から5度程度高くなります。
また、体調の悪い日や通気性の良くない衣服を着ている日は普段よりも熱中症に注意が必要です。
長時間の屋外作業や急に激しい運動をしたときなど、体温調節ができずに熱中症をおこすことがあります。
熱中症の症状
軽度 | めまい、失神、筋肉痛、足や腹のけいれん、大量の発汗など |
中等度 | 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感(だるさ)、虚脱感(体がぐったりする) |
重度 | 意識障害、けいれん、手足の運動障害 |
熱中症かなと思ったら
意識がもうろうとしている、呼びかけても反応が無いなどの意識障害があるときや、自力で水分が飲めないときは救急車を呼び、急いで医療機関で診察を受けることが必要です。
熱中症の予防方法
暑さを避ける
暑くて湿度の高い日は、次のことに十分注意しましょう。
- 炎天下や暑い場所での長時間の作業やスポーツは避ける。
- 水分をこまめに、十分に補給する。汗をかいたときは、塩分も補給する。
- 体調が悪いときは無理をしないようにする。
- こまめに休憩をとる。
- 外出時は帽子をかぶる・日傘をさす等、直接日光に当たらないようにする。
エアコンと扇風機をうまく活用しましょう!
毎年、節電が呼びかけられていますが、過度にエアコンの使用を控えると熱中症を起こす原因になります。都市部の環境では窓を開け風を入れる方法だけでは室温を下げるには効果が十分ではありません。気温が28度を超えるあたりから救急搬送人員が急増しています。室温は28度を目安に、エアコンや扇風機を活用して室温の上昇を抑えましょう。
活用のポイント
エアコンと扇風機を併用して冷気を循環させると、室温を高めに設定しても涼しく感じられ、節電にもなります。その際、扇風機をエアコンの吹き出し口に向けます。窓を開けるときは、家の中に風が通るようにしましょう。遮光カーテンで日光を防ぐことも効果的です。このような工夫をしながら熱中症を予防しましょう。
中央区クーリングシェルター
中央区では区内の各施設を「中央区クーリングシェルター」として開放しています。暑さを一時的にしのぐ場所としてご活用ください。
子どもや高齢者は特に気をつけよう
子どもや高齢者は、体温調整に時間がかかるため、屋内でも熱中症が起きることがあります。また、自分自身の体調管理が難しいため、周りの方が気をつけてあげることが必要です。
子ども
ベビーカーに乗っている乳幼児や身長の低い子どもは、地面との距離が近く、地面からの照り返しで大人よりも高温の環境にいます。遊びに夢中になっていると、のどの渇きや体調不良に気が付くのが遅れることもあり、周りの方が水分補給や休憩を勧めることも重要です。
また、車内に小さな子どもだけ置いて車から離れることは絶対にやめてください!
炎天下でなくても、締め切った車内ではすぐに温度が50度以上になることがあります。数十分で子どもが死亡した例もあります。
熱中症に関する資料
- 中央区保健所【乳幼児の保護者の方へ】(PDF:380KB)
- 中央区保健所【小学生の皆さんとその保護者の方へ】(PDF:749KB)
- 中央区保健所【中学生・高校生の皆さんとその保護者の方へ】(PDF:699KB)
高齢者
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は若年者よりも体内の水分量が少なく、暑さやのどの渇きを感じづらいため、脱水症状が進んでも気が付かないことがあります。また、高齢者の水分不足は、熱中症や脳梗塞などをおこしやすく大変危険です。
- のどの渇きを感じる前にこまめに水分をとりましょう。
- 気温や湿度を測って知りましょう。
- 室内を涼しくしましょう。
- お風呂の前後や寝る前にも水分をとりましょう。
- 外出時は休憩をとりながら無理のないようにしましょう。
- 周りの人が気にかけてあげましょう。
熱中症に関する資料
厚生労働省が作成した、主に高齢者を対象とし、日常生活における注意点や予防方法についてまとめたリーフレットです。熱中症の注意点がイラストつきで説明されています。
お問い合わせ先
中央区保健所健康推進課健康係
〒104-0044 明石町12番1号 中央区保健所4階
電話:03-3541-5930
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