掲載日:2025年9月17日

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男性へのヒトパピローマウイルス(HPV)感染症任意予防接種費用助成事業

中央区では、令和7年度から男性へのヒトパピローマウイルス(HPV)感染症任意予防接種費用の助成を開始しています。

男性へのHPVワクチン接種は、予防接種法に基づいた定期予防接種ではなく、接種の努力義務がない任意予防接種です。接種するかしないかは、接種対象者の保護者または本人の希望と医師の判断によります。

病気の説明

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。

HPVワクチン

男性がHPVワクチンを接種することで、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、女性の子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。

副反応

接種部位の痛み、腫れ、赤み、頭痛や発熱などがみられることがあります。また、まれではありますが過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹)、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病や急性散在性脳脊髄炎(ADEM)などが生じる可能性があります。

助成対象ワクチン

  • 組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン「ガーダシル®水性懸濁筋注シリンジ」
  • 組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン「シルガード®9水性懸濁筋注シリンジ」

注記:9価ワクチンは、令和7年8月25日付けで男性への使用が承認されました。令和7年8月24日以前の接種は助成の対象外です。

接種間隔

4価ワクチン(ガーダシル)を接種する場合

接種回数

3回

標準的な接種方法

ガーダシル

2回目:1回目接種から2カ月の間隔をおいて接種
3回目:1回目接種から6カ月の間隔をおいて接種

標準的な接種方法をとることができない場合

2回目:1回目接種から1カ月以上の間隔をおいて接種
3回目:2回目接種から3カ月以上の間隔をおいて接種

9価ワクチン(シルガード9)を接種する場合

接種回数

2回または3回
注記:1回目の接種を15歳の誕生日の前日までに接種した場合のみ、2回で接種完了が可能です。

2回で接種完了する場合

標準的な接種方法

シルガード9_2回

2回目:1回目接種から6カ月の間隔をおいて接種

標準的な接種方法をとることができない場合

2回目:1回目接種から5カ月以上の間隔をおいて接種

3回で接種完了する場合

標準的な接種方法

シルガード9_3回

2回目:1回目接種から2カ月の間隔をおいて接種
3回目:1回目接種から6カ月の間隔をおいて接種

標準的な接種方法をとることができない場合

2回目:1回目接種から1カ月以上の間隔をおいて接種
3回目:2回目接種から3カ月以上の間隔をおいて接種

助成対象者

小学校6年生から高校1年生相当までの中央区民の男性

注記:任意予防接種で接種を完了している方は対象外です。

助成回数

最大3回

注記:過去に1回接種したことがある方は2回、2回接種したことがある方は1回分の接種費用を助成します。

注記:助成は1種類のHPVワクチンのみです。どちらかのHPVワクチンで接種完了した後に別のワクチン接種の助成を受けることはできません。
注記:接種完了までに必要な回数はワクチンや接種開始年齢によって異なります。

助成期間

小学校6年生の年度の4月1日から高校1年生相当の年度の3月31日まで

注記:事業が終了となる場合はこの限りではありません。事業が終了となった際は、それ以前に予診票の交付を受けていても助成が受けられなくなります。

注記:事業終了となる際は、区ホームページ等で周知する予定です。

注記:氏名を変更した場合や区内転居をした場合は、予診票を再度申請してください。

接種場所

中央区内の実施医療機関

注記:実施医療機関以外で接種を受けた場合や、中央区の予診票を使用しない場合は助成が受けられません。

注記:予防接種が受けられる日時は医療機関によって異なりますので、事前に医療機関へご確認ください。

注記:使用するワクチンは医療機関によって異なりますので、事前に医療機関へご確認ください。

医療機関名簿

令和7年度 中央区男性へのHPV任意予防接種費用助成事業実施医療機関名簿(PDF:480KB)

料金

無料(全額助成)

注記:予診のみの場合は、助成の対象外です。

注記:助成期間外の接種、中央区内の実施医療機関以外での接種、指定の予診票を使用しない接種、中央区から転出した後の接種は助成の対象となりません。

接種時の持ち物

  1. 予診票
  2. マイナンバーカード(健康保険証)

注記:お持ちの方は母子健康手帳も持参してください。接種の確認や記録に使用します。

注記:HPVワクチンを接種したことのある方は、予防接種の履歴が分かるものを持参してください。

予診票の申請方法

16歳未満の方は申請できません。16歳未満の方が接種をご希望する場合は、保護者等が申請してください。

予防接種と助成の方法

  1. 予防接種を受ける前に、予診票を申請してください。
  2. 予診票を受け取った後に実施医療機関の予約をしてください。
  3. 予診票に必要事項を記入して、実施医療機関で予防接種を受けます。

注記:予診票の「委任状」欄に、日付の記入・署名をしてください。署名がないと助成が受けられません。16歳未満は保護者が、16歳以上の方は本人が署名してください。

保護者の同伴について

16歳未満の方は、原則保護者の同伴が必要です。

  • 13歳未満の方
    保護者等の同伴が必要です(予診票に保護者等が署名してください)。
  • 13歳以上16歳未満の方
    【保護者・被接種者等記入欄(自署欄)】下部(保護者が同伴しない場合)に「保護者自署」と「緊急の連絡先」の記載がある予診票を持参すれば、保護者等の同伴は不要です。この場合、本人が予診票の質問事項に回答できるようにしてください。
  • 16歳以上の方
    保護者等の同伴は不要です(予診票に本人が署名してください)。

なお、保護者からの委任状(PDF:89KB)に基づき、普段からお子さんの健康状態をよく知っている方に限り、保護者以外の方が同伴できます。

お知らせ

接種前にお知らせ(PDF:1,249KB)をご確認ください。

注意事項

  • 助成希望の方は必ず予診票の申請をしてから接種を受けてください。
  • 区の予診票を使用しない場合は助成の対象外です。
  • 原則接種開始したワクチンで接種完了してください。

お問い合わせ先

中央区保健所健康推進課予防接種担当

〒104-0044 明石町12番1号 中央区保健所4階

電話:03-3541-5930

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