掲載日:2025年9月16日

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小児インフルエンザ任意予防接種費用一部助成事業

中央区では、小児へのインフルエンザ任意予防接種費用の一部助成をしております。
インフルエンザのワクチン接種は、発病を一定程度予防することや重症化予防の効果があるとされています。小児へのインフルエンザのワクチン接種は、予防接種法に基づいた定期予防接種ではなく、任意予防接種に位置づけられています。したがって、接種の実施については、接種対象者の保護者または本人の希望と、医師の判断に基づき決定されます。

インフルエンザについて

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳等の症状もみられます。小児ではまれに急性脳症を、免疫力の低下している方では、肺炎を伴う等、重症になることがあります。日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。

インフルエンザに関しては、「インフルエンザの感染予防等について」も参照ください。

事業概要

助成対象ワクチン

中央区では以下の2種類のインフルエンザワクチンに対して助成を行っています。

  • インフルエンザHAワクチン
    (不活化ワクチン)
    本ページでは「HAワクチン」と言います。
  • 経鼻弱毒生インフルエンザワクチンフルミスト®点鼻液
    (生ワクチン)
    本ページでは「経鼻ワクチン」と言います。

令和7年度から経鼻ワクチンを新たに助成対象ワクチンに追加しました。

注記:以下をご覧いただき、どちらのワクチンを接種するかご検討ください。

接種方法

  • HAワクチン
    皮下注射
  • 経鼻ワクチン
    鼻腔内噴霧

助成対象者

  • HAワクチン
    生後6カ月から高校3年生相当までの中央区民の方
     
  • 経鼻ワクチン
    2歳から高校3年生相当までの中央区民の方

助成期間

令和7年10月1日から令和8年1月31日まで

注記1:実施期間中に生後6カ月になる方は、生後6カ月を迎える前日以降に接種してください。
注記2:経鼻ワクチンを接種ご希望の方は、2歳になる前日から接種することができます。
注記3:実施期間外や生後6カ月を迎える前日より前の接種は区の助成対象外です。

助成回数

  • HAワクチン
    1. 生後6カ月から12歳までの方 2回まで(接種間隔おおよそ2週間から4週間)
    2. 13歳から高校3年生相当までの方 1回まで

注記1:2回接種を行う場合の接種間隔は、免疫効果の観点からおおよそ4週間が望ましいとされています。
注記2:1回目の接種が12歳、2回目の接種が13歳の場合は、2回まで助成します。

 

  • 経鼻ワクチン
    2歳から高校3年生相当までの方 1回まで

助成金額

  • HAワクチン:1回あたり2,000円
  • 経鼻ワクチン:4,000円

注記1:医療機関ごとに定めている接種費用から、助成金額を差し引いた金額を医療機関でお支払いください。
注記2:同じ医療機関であっても、接種時の年齢によって自己負担額が異なることがあります。
注記3:予診のみの助成はありません。

(例)HAワクチンの接種で、接種費用が5,000円であった場合、助成金額の2,000円を引いた差額である3,000円が自己負担額になります。接種後、医療機関に自己負担額を支払ってください。

接種場所

中央区内の実施医療機関
実施医療機関名簿は、令和7年9月末に掲載予定です。
注記1:実施医療機関以外で接種を受けた場合は助成対象外です。
注記2:予防接種が受けられる日時は医療機関によって異なりますので、事前に医療機関へご確認ください。

接種時に持参するもの

保護者等の代わりに、保護者以外の方が接種に同伴する場合は、委任状も医療機関にお持ちください。なお、委任状は、被接種者1名につき、委任状1枚をご持参ください。

助成方法

  1. 実施医療機関に、助成制度による接種希望であることを伝えてください。接種が受けられるワクチンの種類、接種費用や予約の可否は、直接実施医療機関にお問い合わせください。
  2. 実施医療機関で「令和7年度小児インフルエンザ任意予防接種一部助成事業のお知らせ」を受け取ってください。お知らせをよく読んで、予防接種を受けるか決めてください。予診票は、実施医療機関に設置しています。予防接種を希望する場合、医療機関で予診票を受け取り、必要事項を記入してください。

保護者の同伴について

予防接種を受ける際は、次のように被接種者の年齢によっては保護者の同伴が必要になることがあります。

  1. 13歳未満の方は、保護者等の同伴が必要です(予診票に保護者等が署名してください)。
  2. 13歳以上16歳未満の方は、【保護者・被接種者等記入欄(自署欄)】下部(保護者が同伴しない場合)に「保護者電話番号」と「保護者自署」の記載がある予診票を持参した場合、保護者等の同伴は不要です。この場合、本人が予診票の質問事項に回答できるようにしてください。
  3. 16歳以上の方は保護者等の同伴は不要です(予診票に本人が署名してください)。なお、保護者からの委任状に基づき、普段からお子さんの健康状態をよく知っている方に限り、保護者以外の方が同伴できます。委任状(PDF:66KB)が必要な方は事前に区ホームページからダウンロードしてご記入ください。

予防接種を受ける前にご覧ください

予防接種を受ける前の注意事項

予防接種は、体調の良いときに受けましょう。体調の悪い時には無理をせず、次の機会を待ちましょう。病気にかかることや分からないことがあれば、予防接種を受ける前に担当の医師や看護師に質問しましょう。お子さんの日ごろの体質や健康状態で何か気にかかることがあるときは、あらかじめ、かかりつけの医師や保健所にご相談ください。

予防接種を受けることができない方

次の方は、予防接種を受けることができません

  1. 明らかに熱のある方(通常は37.5℃を超える場合)
  2. 重い急性疾患にかかっていることが明らかな方
  3. 本剤の成分に対して、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな方
    「アナフィラキシー」とは、ワクチン接種後に起こる激しいアレルギー反応で、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識障害を伴う場合は、「アナフィラキシーショック」と呼ばれます。
  4. 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている(経鼻ワクチン接種の場合)
  5. 妊娠していることが明らかな方(経鼻ワクチン接種の場合)
  6. その他、医師に不適当な状態と判断された方

予防接種を受ける際、担当医師とよく相談しなくてはならない方

次の方はかかりつけ医と事前によくご相談ください。

  1. 本予防接種の成分または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを起こす恐れがある方
  2. 心臓病、肝臓病、腎臓病や血液の病気で治療中または発育障害などの基礎疾患のある方
  3. 風邪などのひきはじめと思われる方
  4. これまでに予防接種を受けて2日以内に発熱、発疹などアレルギーを思わせる異常がみられた方
  5. 薬を使用して皮膚に発疹が出たり、体に異常をきたしたことがある方
  6. 今までにけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある方
  7. 免疫状態を検査して異常を指摘されたことがある方または近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
  8. 間質性肺炎、気管支喘息などの呼吸器系疾患を有する方(HAワクチン接種の場合)
  9. ゼラチン含有製剤またはゼラチン含有の食品に対して、ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管性浮腫等)等の過敏症の既往のある方(経鼻ワクチン接種の場合)
  10. 重度の喘息を有する方または喘鳴の症状を呈する方(経鼻ワクチン接種の場合)
  11. 【女性の方へ】ワクチン接種前1カ月、ワクチン接種後2カ月は妊娠を避けてください(経鼻ワクチン接種の場合)
  12. 授乳している方(経鼻ワクチン接種の場合)

予防接種を受けた後の注意事項

  1. 予防接種を受けた後30分間は、接種場所でお子さまの様子を観察するか、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
    アナフィラキシーなどの急な副反応はこの間に起こることがあります。
  2. 接種後に接種部位の異常や、高熱、けいれんなどの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  3. 不活化ワクチン接種後1週間、生ワクチン接種後4週間は副反応が出ていないかよく観察してください。
  4. 接種部位は清潔に保ちましょう。接種当日の入浴は差し支えありませんが、接種部位はこすらないでください。
  5. 接種当日は激しい運動は避けてください。その他はいつも通りの生活で差し支えありません。
  6. 飛沫または接触によりワクチンウイルスの水平伝播の可能性があるため、ワクチン接種後1~2週間は、乳児や重度の免疫不全者との密接な関係を可能な限り避けてください。(経鼻ワクチン接種の場合)
  7. 予防接種を受けた後、極めてまれに健康被害(治療を必要とする重い副反応等)が生じることがあります。任意予防接種による健康被害については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が実施する医薬品副作用被害救済制度がありますので直接お問い合わせください。(フリーダイヤル:0120-149-931)

副反応

  • HAワクチン:
    過敏症(発疹、蕁麻疹)、注射部位の局所症状(発赤、腫脹、硬結、熱感、疼痛、しびれ感、小水疱、蜂巣炎)、精神神経系の症状(頭痛、一過性の意識消失、めまい、顔面神経等の麻痺、末梢性ニューロパチー、失神・血管迷走神経反応、しびれ感、振戦)、消化器症状(嘔吐・嘔気、腹痛、下痢、食欲減退、ウイルス性胃腸炎)、筋・骨格系の症状(関節痛、筋肉痛、筋力低下)、呼吸器系の症状(鼻漏)、その他の症状(発熱、悪寒、倦怠感、リンパ節腫脹、咳嗽、動悸、ぶどう膜炎)がみられることがあります。また、まれではありますがショック、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎、脳炎・脳症、脊髄炎、視神経炎、ギラン・バレー症候群、けいれん、肝機能障害、黄疸、喘息発作、血小板減少性紫斑病、血小板減少、血管炎、間質性肺炎、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、ネフローゼ症候群等が生じる可能性があります。
  • 経鼻ワクチン:
    過敏症(顔面浮腫、蕁麻疹)、呼吸器系の症状(鼻閉・鼻漏、咳嗽、口腔咽頭痛、鼻咽頭炎)、頭痛、消化器系の症状(食欲減退、下痢、腹痛)、その他の症状(発熱、活動性低下・疲労・無力症、筋肉痛、インフルエンザ、ミトコンドリア脳筋症の症状悪化、倦怠感)がみられることがあります。また、まれではありますがショック、アナフィラキシー、蕁麻疹、呼吸困難、血管性浮腫等が生じる可能性があります。

以上のような症状があらわれた場合は、接種した医師またはかかりつけ医へご相談ください。

インフルエンザについての情報

厚生労働省 インフルエンザについての総合ページ(外部サイトへリンク)

お問い合わせ先

中央区保健所健康推進課予防接種担当

〒104-0044 明石町12番1号 中央区保健所4階

電話:03-3541-5930

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